人・仕事を知る

鎌田 脩平

次長鎌田 脩平2008年入庫
高崎経済大学 卒業

多くの経験を重ね、金庫とともに成長していく

 私は現在、次長・副統括として店舗運営管理や営業推進管理、OJTを行っております。
 人は誰しも一人では何もできません。どんな偉人も一人で大事業を成し得たわけではなく、陰で支える誰かがいたからこそ事業を成し遂げ、名を残したのです。よく、「人」という字は人と人が支え合って出来ていると言いますが、組織というものがまさにそうだと感じます。組織に不必要な人など存在しません。一人ひとりが持てる力を最大限に発揮して、はじめて何かが生まれるのです。人は「材」ではなく「財」であり、文字通り尊い存在です。私自身、この杜の都信用金庫に大切に育ててもらったと感じています。現在は若手職員を育てる立場として、職員にはそのように感じてほしいと願っています。

 入庫3年目に東日本大震災が起こりました。当時、仙台市中心部商店街の担当だった私は、すぐにお客様の安否確認を行いました。幸いにも皆さま無事でほっとしましたが、一様に「今後どうなるのだろう」という不安を抱えていました。私自身混乱をしながら「困ったらとにかくご相談ください」と声を掛けたのが、やっとだったと記憶しております。その数日後には「従業員の給料が・・・」「決済資金の目途が立たない」といった声が届き始め、混乱の最中ではありましたが、なんとか資金の支援により、お客様の信用を守ることができました。
 「あの時声を掛けてもらったことで、君に言えばなんとかしてくれるだろうと思ってたよ」「本当に感謝している」と言ってくださった事業者さまの笑顔を忘れません。

学生へのメッセージ

 信用金庫は日本にある350万社以上の中小企業を支える「地域に根差し、地域とともに歩む」を実践している金融機関です。地域から命の次に大切なお金を預かり、地域で活躍する事業者に貸出すことにより、地域の発展のお手伝いをすることが本業であり、マネーの地産地消の担い手でもあります。自分の仕事が「地域の経済を支えている」と実感できる魅力ある仕事です。
 杜の都信用金庫は仙台市を中心として地域経済を活性化するという大事な役目を担っています。「地元で働き、地元に貢献したい」という方はぜひ当金庫をお訪ねください。