人・仕事を知る

融資

融資荒 達也2018年入庫
東北学院大学 卒業

様々な経験は金融機関だからこそ

 私は宮城県に生まれ育ち、就職活動も宮城県内の企業に絞って企業研究を行っていました。
 杜の都信用金庫に入庫後は、窓口担当や渉外担当で経験を積み、入庫6年目の現在は融資担当として、お取引先の社長様を訪問し、何気ない会話から経営課題などを聞き取り、親身になって相談を受けることで、信頼を勝ち取り、当金庫を選んでいただくお客様を増やしています。
 多くの企業を訪問することで、様々な業界の方と関わりを持つことによって自分の知識や経験が増えていくのを実感できることが金融機関の面白さであると思います。
 しかし、様々な企業の社長様と会話することは簡単なことではなく、各企業には特徴があり、その特徴を踏まえながら業界全体の流れをしっかりと見通し会話を行わなくてはいけないので就活生の皆様や若手職員には難しいかもしれません。
 だからこそ「毎日が勉強」の世界であり新しい発見があります。私の場合も入庫後に様々な知識を増やしていき、現在も経験を増やしている途中であります。
 そのひとつの自己啓発として令和4年度に中小企業診断士試験に挑戦し、無事に合格に至りました。この資格取得をきっかけとし今後は地元の中小企業のお客様と、自分の可能性を広げていける職員になりたいと思います。
 最後に、社会人になって気づいたことは、学生の頃は、目標を見つけた時に、達成までのプロセスが決まっていることは多々あったと思います。しかし、社会人では目標達成の道筋は自分で考えなくてはならず、方法は無限大にあります。それが社会人としての『やりがい』であったり『楽しさ』だと感じます。

学生へのメッセージ

 様々な業界がある中で、自分に合う業界・企業について迷ってしまうことが多くあると思います。その中で、金融機関は堅いイメージがあり、実際の業務内容については想像しにくいかもしれません。金融機関は、3大業務といわれている預金・融資・為替に加えて、近年の業務の多様化により、非金融と言われている事業承継・相続・販路拡大を解決するための業務も扱っています。それらの業務に対し、当金庫と連携している企業と協力することで解決していきます。多様な業務を行うための知識も必要にはなりますが、これらの金融業務を学生の頃から学んでいる方は多くはありません。誰もが横一線であり、入庫後は自分の努力の分だけ業務範囲が広がります。地元の金融機関として地域貢献したい方は、ぜひ一緒にお仕事をしましょう。